暗いは怖い【スタッフ・こげら日記】
2024-11-25
本人の特性により不適切な行動が頻発してしまい、支援が難しい方がいる。
先日、今後の方針を見極めるため、私が直接支援に入った。
最初に、本人にスケジュールを一通り伝えた。
駅まで歩く。ラーメン食べる。ジュースを飲む。
休憩。バスを乗って帰る。という流れ。
持ち物を確認し、駅へ向かう。とにかく足が速い。
歩くより、小走りのようなスピードで、あっという間に駅に着いた。
電車の中は車輌の壁を叩く、ガラスに唇を付けるという行動があった。
その都度に注意し、少しの間は静かにしてくださる。
目的地に到着。
電車から降り、よく利用するラーメン屋へ向かう。
本人は道をすべて覚えている。
私は第三者にぶつからないよう、安全確保に徹した。
店内でもあちこち触ったり、立ったり、座ったり落ち着かない。
しかしラーメンが来ると、大人しくなった。
お腹が大変空いているような様子で、すぐ完食。
食後、バスを待ちながら休憩。
そこで、理由は分からないが、急に本人が不穏になってしまう。
バスに乗車できない状態だと判断し、バスではなく、徒歩に変更。
最初本人は納得できない様子だったが、少し歩くと落ち着いたようだ。
たまたま、暗い公園を通ることがあったが、
どうも暗いところが苦手な様子。
大変なことも多いが、愛嬌を感じる部分もある。
支援者を頑張ろうという気にさせる。
それが本人の強みだと思った。
(king)