ケアこげら NPOこげら会

暖かい存在【スタッフ・ガイヘル日記】

2018-07-02

こげらで出会ったご利用者Nさんのおはなし。

発語はしっかりありますが、こちらからの質問に対する答えは、
「はい」と「違う」がほとんどです。

特に用事はありませんが、時々ヘルパーの肩を軽く叩いて、
ヘルパーの名前をフルネームで呼ぶことが好きです。
ちなみに、ご本人の名前をフルネームで呼び返してみると、
「はい」と答えて、「ふ、ふ、ふ」と笑います。
その時のNさんの表情を見ると、癒されます。

Nさんは、ほとんどのヘルパーの名前を覚えているだけでなく、
しっかりと名前(しかもフルネーム)を呼んでくれます。
それは、支援者としては正直嬉しいことです。

ガイドの行き先については、いつも前日の夜までにご自分で決めます。
鉄道ファンなので、交通機関の経路もしっかりご自分で把握しています。
Nさんのガイドは他のヘルパーさんたちの間でも人気です。
なので、ガイドをヘルパーさんが担当することが大半です。

でも年に一回くらいは、私が入っています。
なぜなら、私も利用者さんから“支援”が必要だからです。

少し前に池袋サンシャインシティに行きました。
プラネタリウムとナンジャタウンに行く予定でした。
午前中プラネタリウムを見終わってから昼食を済ませ、
ナンジャタウンに向かおうと思ったいたときに、
「あ~、疲れた」と私が思わず呟いてしまいました。
すると、その後なかなかナンジャタウンに行こうとしませんでした。

私:「Nさん、どうしたの、ナンジャタウン行きますよ」
N:「違う」
私:「じゃあ、どこへ行きますか?」
N:「違う」
私:「えー、じゃあ、何するの?」

Nさんは近くにあった休憩スペースのソファーに座りました。
少し様子を見ようと思っていると、
Nさんは片手でソファーの隣をポンポンと叩きました。
それは「隣に座って」というサインでした。

私もNさんの隣に座りました。
Nさんは私の顔に向かって、ニッコリ微笑んでいました。
その時、私が「あ~、疲れた」と言ったことを思い出しました。
Nさんはこの一言を聞いて、気を遣って休憩してくれたのです。

私:「ごめんね、今日のお出かけで疲れたんじゃないよ、今日は楽しいですよ」
N:「はい」
私:「気にしないでね!」
N:「はい」
私:「じゃあ、少し休憩して、お店の中を見ましょうか」
N:「はい」

少し休憩して、サンシャイン中の店を回ってから帰宅しました。
ガイド終了後、私の胸の中がずっと暖かく感じられました。
そして、Nさんに申し訳ない気持ちもいっぱいでした。

5年間、ガイドヘルパーの仕事をやってきて、
支援者がご利用者の支援をするだけではないことに気付かされました。
ご利用者の存在や言動で、私たちの心が癒されることも少なくないです。
お互いにとって、そんな“暖かい存在”になりたいです。(michel)

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