二人の“違い”【スタッフ・ガイヘル日記】

2018-12-03

ケアこげらのご利用者の中に、
見分けがつかないほどそっくりな双子がいます。

彼らと初めて会ったのはショートステイの時。
双子は共にいたずら好きで、
人の目を盗んで冷蔵庫の物を食べたり
他のご利用者やヘルパーの食事を取ったり
キッチンにある洗剤をすべて水道に流したりと、
様々な「悪行」を働きましたが、
私はどちらがいたずらをしたか分からず、困り果てていました。

私が双子を見分けることができなかったのは、
初めてお会いしたばかりで、双子それぞれの性格を把握していないから。
もっと長く付き合い、二人の違いを理解したいと思いました。

今回はそんな双子と初めてのガイド。
行き先は横浜の児童施設、こどもの国。

ここで、私は多少なりとも、二人の「違い」が分かったような気がします。

①歩く時
双子のうち一人はずっとヘルパーの手を繋いでいます。
しかし、もう一人は全く繋ごうとしません。

②好きな食べ物
この日は園内でピクニックをしようと、弁当を買いにコンビニへ向かいました。
同じパスタをかごに入れ、レジに並ぶと、
双子のうち一人がキャラメルの箱とカップスープを取ってきて
「これ欲しい!」私に押し付けました。
私はもう一人の方がこれを見たら、同じものを欲しがるかと考えましたが、
意外なことに、そのような様子は見られませんでした。

双子は園内の草原に腰掛け、パスタを食べました。
完食したところで、一人のご利用者にカップスープとキャラメルの箱を差し出すと、
あっという間に全ての容器を空にしてしまいました。
どうやら、カップスープとキャラメルはこちらのご利用者の好物だったようです。

牧場に行くとソフトクリームがあったので、
私は双子に「食べる?」と声を掛けました。
すると先程お菓子を食べなかったご利用者が「食べたい!」と思ったのか、
ヘルパーの腕をつかみ、売店へ連れていきました。

売店でソフトクリームを2つ購入し、二人に差し出すと、
売店へ連れていったご利用者は嬉しそうに食べ始め、あっという間に完食。
一方、カップスープを飲んだご利用者は一口なめたところでヘルパーに戻してしまいました。
どうやら、ソフトクリームはもう一方のご利用者の好物だったようです。

③関心があるもの
公園を離れ、帰宅途中に本屋に寄りました。
ふらふらと店内を歩き回っていると、
双子のうち一人が旅行雑誌を手に取り、ペラペラとページをめくり始めました。
始めのうちは、めくって遊んでいるように見えましたが、
写真を指差したり、アジアの雑誌を選んでいるの様子から、
きちんと内容を読んでいることを把握しました。

しかしもう一方のご利用者は本に関心を示すことなく、
ずっと歩き続けていました。

手を繋ぐ、繋がない。
キャラメルが好き。アイスが好き。
本に関心がある。関心がない。

ガイドヘルプの機会がなければ、
二人の「違い」は分からなかったでしょう。
また、双子について「いたずら好き」という印象しか持っていなかったでしょう。
二人は素敵な個性を持っています。
その個性に気づけたことが、とても嬉しかったです。

ご利用者とお出掛けすると、色々な発見があります。
だからこそ、多くの人にガイドヘルプを経験してほしい。
ご利用者のことをもっと理解していただきたいと思っています。(sae)

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