座り込んだその先に【スタッフ・ガイヘル日記】

2018-12-24

ガイドをしていると、ご利用者が座り込んでしまうことがままあります。
いろんな感情からくるものですが、疲労や何か欲しいものがあるといったことが多いです。
そんな中で、一風変わったエピソードをお伝えします。

このご利用者が座り込んでしまう時は、大抵“物欲”が絡むことが多いです。
預かったお金では買えない高価なおもちゃなんてのも要求されたことがあります。

座り込む場所は道路だろうが、人込みだろうがお構いなしです。
前述のおもちゃの時は、こどもが沢山居る売り場のど真ん中でした。
蜘蛛の子を散らすように子供たちはいなくなり、警戒する親御さんたちの眼差し。
「は、針のムシロとはこの事か・・・」

しかしご利用者はどこ吹く風、欲しいものに対する執着を見せ続けました。
「大した肝の持ち主だ、将来大物になるな」とも思いましたが、
周囲の刺すような目線に耐えられず、少し強引にその場を離れてもらいました。
そして、このご利用者・・・とても重いのです・・・
お分かりいただけたかと思いますが、こんなことが日常茶飯事の方です。

ある日、そんなご利用者がまた座り込みました。
「またか、今度はなんだ?何が欲しいんだ?」
と少しやけっぱち気味にご利用者を見やると、そこには何もありません。
それもそのはずです。ここは河川敷で、自販機やコンビニも近くにはない。

そしてとても集中している様子、いつものおねだりの顔ではありません!
「ではなんだ?」と自分も腰をおろして目線を合わせてみると・・・
何もない・・・、いるのは蟻だけ・・・、蟻の行列だけ・・・・・・ん?
「あ!蟻だ!蟻の行列を見ていたんだ」とやっと気づきました。
先程からものすごい集中力で、じっとありの行列を見つめていたのです。

蟻の整然とした行列を邪魔するでもなくじっと見つめるご利用者、
隣に座って、そんなご利用者の姿を見ながら反省しました。
「座り込みをいつもの“要求”だと思っていた私を許して」
「どうぞ気の済むまで時間の許す限り行列を見てください」
支援で“決めつけ”は駄目だなぁと改めて思った1日でした。(hide)

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