歌で話そう【スタッフ・ガイヘル日記】

2019-02-04

はっきりとした意思表示や発語が難しいご利用者の場合、
その日の食事や行き先などに悩むことが多いです。

普段の生活でのご様子や好みなどを参考にして
楽しんでもらえそうなコースにしてはみるものの、
「本当にこれでよかったのかなぁ・・・」
その方の反応からでは、計り知れないことばかり。

そんな手探りのようなガイドも続ける日々でしたが、
先日、ご利用者と好きなものを共有できたような、嬉しい瞬間がありました。


ガイド中、とあるお寺の休憩所に座って休憩していた時のこと。

普段は色んな曲を聴いて楽しまれているそのご利用者は、
ずっと全身を小刻みに揺らしながら「ふーんふん♪ほいほいっ♪」などと、
小気味良いリズムで何かのメロディを口ずさんでいました。

何の曲かは判然としませんでしたが、ふとあることを思い出しました。
そういえば、『いい日旅立ち』が好きだって言ってたな・・・

「いい日旅立ち好きなんですよね。私もよく聴きます。歌っていいですか」
なんて言って、ご利用者に聴こえるような声で、隣で歌ってみました。

「…雪どけ間近の〜…♪」と唄ってみると、これまでのリズムを休止して、
なんだか静かに聴いてくださっているようなご様子を見せてくれました。
私の唄を聴かせるのはほどほどにして、境内の散歩を再開しようとしたところ、

「〜ひ〜…旅立ち〜♪」

今までふんふん♪とリズムを取るだけだったご利用者の口から、
なんと明確な歌詞を発音する唄が出てきました!
リズム以外の“うた”を初めて聴けたことが嬉しく、
ぽつりぽつりと出てくる歌詞とメロディが続くよう、私も合わせて歌いました。
本当にこの歌が好きなんだなぁと、ほっとする気持ちになりました。


ガイドも終わりに近づいた頃
トイレのお手伝いしている最中、今度は聴いたことのないメロディが・・・

「んっふふふふ〜んふふ♪」

私はそのメロディに聴き覚えがありました。
でも思い出せない・・・懐かしいような・・・子供の頃好きだったような・・・
あまりに気になったので、ご利用者に聞いてしまいました。
「その曲聴いたことあります!なんて歌だっけ…!?」

すると、
「んんふん…く〜れよんっ♪」
「!?」
「どんないろ〜がすき♪」
「あ!!どんないろ〜がすき♪か!」
「あかいいろ〜がすき♪」
「懐かしいー!!」

本当に驚きました。
私の反応に合わせて、歌詞の言葉を出して歌ってくれたのです。
このご利用者にとっては、体を動かしてリズムをとるだけでなく、
“歌で話す”(応える)ことも、ごく自然なコミュニケーションだったのですね。

私も「それ知ってる!」と応えられたことがとても嬉しく、
ガイドの最後にとても素敵な体験をさせて頂きました。

次にお会いするとき、なんの歌でお話できるか、今から楽しみです。(hoko)

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