食後のデザート?【スタッフ・ガイヘル日記】

2019-08-12

自閉症(ASD)の方は視覚優位であるとよく言わます。
視覚優位とは言語等に比べ視覚の方が優位(得意)であることで、
言葉で説明するよりも絵や写真の方が理解しやすかったりします。
知的障がいもあって、話し言葉がうまく伝わらなくても、
紙に視覚的に情報を書いてあげれば理解できるという方もいます。

この日のガイドは、電車に乗って北朝霞のわくわくドームプールに行くガイド。
ご利用者は、二〇代半ばの男性の方です。
北朝霞駅に着くとまずはサイゼリアで昼食。

パスタを食べ終える直前にご利用者が「アイス!」とおっしゃいます。
僕は、アイスはおやつの時でいいかな?と思い、
「アイスはおやつの時に食べましょう。」と説明しました。
それでもご利用者は「アイス!」と断固主張されます。

伝え方が悪くて、「後でおやつの時に」という意図が伝わらないのかな?
などと思いましたが、ふと、このご利用者は文字が読めることを思い出し、
紙に書いて説明したら理解してもらえるだろうと考えました。

「ごはん→プール→アイス」と書いてご利用者さんに見せながら説明しました。
・・・よし、これで利用者さんは分かってくれるだろう・・・
ところがです‼ ご利用者はいきなり僕からペンを取り上げました。
そして、プールに×印をつけて、再び「アイス!」と主張。

そうです、僕の言葉が理解できなかったのではなく、ご
利用者は「僕は“今”アイスが食べたいんだ!」と言いたかったのです!
「わかった。じゃあ今アイスを食べて、その後プールに行きましょう!」
と伝えて、あらためてアイスクリームを注文。
ご利用者は満足そうにアイスを食べ、無事プールに行くことが出来ました。

プールが終わった後で、また「アイス!」と言われたらどうしよう・・・
なんて心配もしましたが、そんなこともなく無事にガイド終了。
「アイスはおやつ」というのは僕の固定観念。
こうした思い込みが、ご利用者の意思を理解すること邪魔をするんですね。

視覚優位なんてことを偉そうに言いましたが、
実際の支援の現場では補助的な要素に過ぎません。
ご利用者の意思や気持ちに寄り添う・・・
もっと素直な気持ちで、先入観を持たずに向き合う。
そこにしか答えはないとあらためて思わされました。(tatsuya)

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