待ちわびた街は・・・【スタッフ・ガイヘル日記】

2021-04-19

昨年春以降のコロナ禍に見舞われ、日本は未曾有の危機的状況に陥りました。
対岸の火事だと思っていたコロナウイルスが瞬く間のうちに世界中に広がり、
私自身も目に見えない未知のウイルスに怯えていたのを覚えています。

仕事にも影響が出ました。
ご利用者は基礎疾患を持っている方も結構多いです。
そのため、移動支援での行き先に迷うという状態は今も続いています。

あれから1年ほど経って、
未知のウイルスが徐々にどんなウイルスなのか分かるようになってきました。
そして、この状況に慣れてしまっていることを自覚しています。

・・・

さて、今回のご利用者は以前紹介したツタヤ巡りが好きなご利用者。
近所のツタヤが閉店したことが、良いきっかけになり、
電車に乗ることが出来るようになったご利用者です。
(※3年前のガイヘル日記で紹介しました。時間が経つのは速いですね)
今ではすっかり電車で遠出することに喜びを覚えています。
もう自分から「○○駅に行こう」とリクエストしてくれます。

しかし、このご利用者もコロナの影響を受けています。
行き先がかなり限定されるようになってきたのです。
本人のリクエストを受けても、行き先によっては難しい・・・
ご家族とも相談して、そう答えなけらばならないことも多くなりました。
ヘルパーとしても、ご家族としても、もちろん本人としても大変つらい状況です。

このご利用者が1番大好きなツタヤは、渋谷のツタヤです。
渋谷のツタヤは日本で1番大きなツタヤとのことです。
ご利用者が探しているマニアックなものでも大体見つかるという天国のような場所。
ただ渋谷という東京を代表する繁華街にあるというのが問題で、
ヘルパー・ご家族として、今は行ってほしくないというのが正直なところでした。
本人から「いつまで行けないの?」と聞かれました。
コロナがいつ収まるのかは答えることが出来なかったので、
「緊急事態宣言が終わるまでかな」などと答えていました。

・・・

前置きが長くなりました。

3月某日。
緊急事態宣言が解除される直前の週末。
お迎えに行くと、「緊急事態宣言解除されたよね!渋谷行けるよね!」と
ものすごくいい笑顔で出迎えてくれました。
まだ緊急事態宣言解除直前だったのですが、
ニュースで解除、解除と言っていたので、その気になってしまったとのことです。

うーむ。困りました。

「一応、まだあと2日あるんだよ?」と説明してみましたが、
「ここまで待ったのに!」と怒ってしまいました。
これは良くない声掛けだったと反省。

ご家族と相談した結果
「まぁ、もう我慢も限界でしょうね、良くここまで頑張って待てたね」
ということになり、念願の渋谷に行くことになりました。

ここで本人と二つ約束をしました。マスクは必ず着用。手洗いは徹底。
いつもなら「めんどくさーい」と言うときもあるのですが、
「はい!守ります!」と言ってくれました。やる気まんまんです。

念願だった渋谷・・・堪能してくれました。
約束したマスク着用、手洗いもしっかりやってくれました。
普段はDVDかCD、どちらか一つを借りましょうと約束しているのですが、
「特別にね」ということでDVDもCDも両方レンタルして大満足。
ご利用者の嬉しそうな表情を見ていると、
一緒に行ってよかったなぁ・・・と、こちらも嬉しくなってきます。

・・・

コロナウイルスで思うように支援が出来ず、歯痒い思いもしました。
これからもご利用者本人、ご家族と相談しながら、
最大限ご利用者が楽しめる支援をしていこうと元気づけられた支援になりました。
(nao)


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