仕事の面白さ【スタッフ・こげら日記】
2024-09-23
週末活動に行きましょう!
ということで本川越に行くはずが、
ご本人は全く違う方向へ歩いて行く。
「今日は週末活動なので西武新宿線、青い電車に乗りましょう。」
とお伝えしても、ご本人はオレンジ色の電車方面へ進んでいく。
必ずしも「週末活動に行かなくてはならない」ってことでもない。
ご本人のペースに合わせていく。
言葉で自分の気持ちを説明できない利用者さんも多い。
ヘルパーとしては、「説明」はするが、基本的には本人に任せている。
(もちろんそれが法律違反や生命に関わることであれば
身を持ってお止めする)。
「その人らしく生きる」ことを優先したい。
この仕事の面白さは、このように支援する側の柔軟性も
試されているところだ。
いつもこの利用者さんは1+1=「2」でうまくいく方なのに、
今日は答えが「3」であったり、時には「富士山」だったりして
「何だそれ?」みたいなときもある。
こっちも頭はフル回転、体もフル回転。
あたふたしている自分を第三者目線で見て
「何やってるんだこの人?」と可笑しくなったり…
絶対的な答えのないところを模索する。
そんな感じがこの仕事の、私にとっての魅力なのだ。
(Anne Zaire)