ケアこげら NPOこげら会

関係形成力を育むこげら会の支援【スタッフ・ガイヘル日記】

2018-04-30

今回はショートステイでのお話です。

この日、中学生と小学生のご利用者(男性)がいました。
二人ともヘルパーに「遊んで」とせがんでくるタイプです。
遊びといっても、たいていはヘルパーがくすぐったりするだけなのですが、
二人にとっては楽しくてたまらないことのようです。

この日も私の袖を順々に引っ張ってきました。「遊んで」サインです。
ただ、ショートステイの夕方5~7時はとても忙しい時間帯です。
夕食の準備やお風呂の介助などでひっきりなしにスタッフが動いています。
同時に他のご利用者の安全を見ていなくてはいけません。
外出支援のときのように付きっきりで関わることは難しいのです。

夕食の準備中も二人の「遊んで」サインは収まりません。
「今は料理中だから、あとでもいいかな?」とお願いしますが、
交互に私の袖を引っ張ります。困った私は一計を案じました。
二人を向かい合わせて、「はい! 二人でこちょこちょ!」と促しました。

二人は学校も違い、それほど面識があるわけではなかったです。
なので、二人の間で遊びが成立するか分かりませんでした。
しかし、小学生のご利用者はとても積極的でした。
「こちょこちょしてください」と物怖じしません。
中学生のご利用者の手を自分のおなかの脇に持っていきます。

一方、中学生の子はどうしていいのか分からない様子。
私が「ここ(おなかの脇)をこちょこちょするの」と仕草を示すと、
恐る恐るくすぐり、次第に二人でくすぐり合いを始めました。
やがて楽しそうに笑い声をあげながら部屋を行ったり来たり。
床やベッドに寝転んで一緒に遊ぶようになりました。

その姿を見て、私は「やった!」と心の中でガッツポーズしました。

こげら会は昔から「遊び」を重視してきました。
「遊び」を通すことによって、
関係性を作るのが苦手だとされる自閉症スペクトラムの子どもたちにも、
人との交流を楽しいものだと感じてもらえるからです。

こうした交流を促すには、本人の自発的な動きを待つだけでなく、
周囲の大人が何かしら働きかけることも大事です。
このとき、事前に計画を立てるよりも、
その場の思い付きで働きかけることの方がうまくいくようです。
その場の状況に合わせて柔軟に変えていくことで、
子どもたちが遊びを受け入れやすくなるからだと思います。
 
この日をきっかけに二人が友人となってくれると嬉しいです。
また、同じように友達を増やすこと、いろいろな人と関係を築くこと、
すなわち関係形成力を更に伸ばすことが幸せにつながると思います。
(yoshiki)

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