ケアこげら NPOこげら会

裸のつきあい【スタッフ・ガイヘル日記】

2018-08-06

回は私がよく支援に入っている20代男性ご利用者のお話です。

その日は、ケアこげらショートステイにお泊りの日。
異例に早かった梅雨明け間もない7月初旬、厳しい暑さでした。
通所先からショートステイに行くだけで二人とも汗だく…
そこで到着してすぐに入浴することにしました。

ご利用者はとても丁寧に、入念に頭と体を洗います。
それでも洗い足りないところだけ私が手伝いました。
ご利用者が洗い終えて、今度は私が頭を洗おうとしたときのことです。
何と湯船に半分つかりながらご利用者が私の頭を洗い始めました。
このご利用者とは何度もショートステイで一緒に泊まっていますが、
こんなことしてくるのは初めてのことだったので驚きました。

ご利用者は自分の髪がフサフサなので、シャンプーを多めに使います。
でも、髪の短い私にはそんなに量は必要ありません。
「いやいや、そんなにいらないよ」と言うのですが、
私の手を振りほどき、自分の流儀に沿って同じ量のシャンプーで洗います。
髪を洗うというより、シャンプーを頭に塗りつけるような感じでしたが、
とても丁寧に私の髪を洗ってくれました。

頭を洗った後は、体もしっかり、そして入念に洗ってくれました。
さすがに体は恥ずかしく、一度は断りましたが、その熱意に負けました。
洗っているときの顔つきは、仕事に妥協を許さない職人そのもの…
見えにくかったり、洗いにくかったりする脇や足の裏はついては、
私の腕や足を持ち上げて、ちゃんと洗えているかも確認していました。

ご利用者の職人技ともいえる“施術”を受けて、
私は韓国式アカスリでも受けたようなすっきりした気分になりました。

最近、少し「こだわり」が強くなってるなぁと思うことがあります。
今回のお風呂での行動もその表れなのかもしれません。
心に抱えたストレスが「こだわり」傾向を強くすることもあります。
なので、支援者はその小さな変化にも注意する必要があります。

一方、そうした行動を客観的にYes/Noで評価する、ただ見守るだけでなく、
そこから一歩進んで、「一緒にやってみよう・それに乗っかろう」という、
別の方向から見た視点、姿勢は大事だと思っています。

ご利用者は支援者の行動をとてもよく観察しています。
支援者と共通の体験の積み重ねることによって、信頼関係も築かれます。
例えば、葉っぱや砂をパラパラする、原っぱで思い切り寝そべる、
そんな行動を支援者も一緒にやってみたら良いと思います。
お風呂でも頭と体を洗いっこすれば良いのです。
(いい大人なので絵的には綺麗でないかもしれませんが)

実は、私個人的なことをいわせてもらうと、
他人と一緒に入浴するのがどちらかというと苦手です(温泉とかでも)。
そんな私が思いがけず「裸のつきあい」の大切さに気付かされました。
日々の支援のひとつひとつが貴重な体験なのです。(yoshiki)

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