諦めないで良かった【スタッフ・こげら日記】
2025-05-05
今回の利用者の方はRさん。
ガイドを利用して3年ぐらい立ちます。
当日は様々な場所を言うことがあり、行き先に悩んでいる様子。
最寄りの駅に着いて「○○テーマパーク」「○○に乗る」と私に訴えました。
「Rさんの家から○○テーマパークまでは時間かかるな」
「人気のアトラクションで待つことになるし…大丈夫かな」
と私は思いました。
「いやいや此れはRさんの外出だし、興味のある場所に行くのが一番良い。
ここで否定するのは違う。よし、行ってみよう。」
と決意を固めました。
テーマパークに向かっている途中です。
Rさんは「○○乗る」と具体的に乗りたいものの名前を伝えました。
テーマパークで最も人気のアトラクションです。
現地に向かう途中、携帯電話で調べると(空きあり)と表示が。
ギリギリまで見て、大丈夫なのを確認。
Rさんに「大丈夫乗れるね」と自信満々に伝えました。
しかし…いざ現場に行くと行列が。
Rさんは「うわぁー!」と叫びました。
心の中で「うん、気持ちは分かるよ」と思いました。。
Rさんは想定外の事態に不安を感じていました。
一息おいて、私からRさんに「うん。びっくりしたね。」
「大丈夫。待てる人は乗れます」と話しました。
そしてRさんは乗りたい気持ちが強く、何とか待つことができていました。
しかし…更に想定外の出来事が。
乗車券は貰えたものの、指定時間がありました。
受け取った時間が1時間30分後。
最初Rさんも戸惑っていましたが、数分待つと「おみやげ」と私にアピール。
Rさんのガイドの定番の1つで、おみやげを購入。
そして比較的空いているアトラクションに乗りました。
そうこうしている内に目的の乗り物の時間が。
私が目的のアトラクションの名前を言うとRさんは「さよなら」と返答。
何か遠慮しているか。もしかしたらもう乗れないと思っているのか…
私は「Rさんアトラクション券は買えましたよ。行けば乗れます」
「時間は大丈夫だよ。行っていいよ」と話しました。
少々悩んだRさんでしたが、最終的には自らの意思で目的の乗り物へ。
乗り終わったあとは満面の笑みを見せていました。
その後の昼食の時間や帰りの道中でも嬉しさを隠しきれない様子でした。
同様のアトラクションは過去に何度かトライしたことはありましたが乗れず。
それまでの経験から「今混んでいるから待つんだな。」
「じゃあここで時間を潰そう」と学んだんだと思います。
タイトルは、「好きなアトラクションに乗る」という
目的を果たしたRさんの心情を予想して書いてみました。
一見難しいことでも、経験を積み重ねてできるようになる。
自分の意思で好きなものを選んでいく。
このような体験をえられるのも、ガイドの楽しみの1つです。
(takuya)