ピンチを乗り切れ!【スタッフ・こげら日記】

2025-05-12

ショートステイの利用者さんと、
朝、通所先の施設までご一緒する支援での出来事です。

行先は武蔵小金井駅から徒歩15分くらいの場所。
ショートステイからバスで武蔵境駅に行き中央線で移動するルートですが、
その日の駅はいつもと雰囲気が違いました。

停車中の電車に乗り込み座席に座ったところ、
事故発生直後で再開の見通しは不明とのアナウンスです。

ご利用者は支援者の簡単な言葉は理解しますが、
「事故で電車が止まり、乗った電車がずっと動かない。」
というような複雑な話は理解することができません。

このまま座っているとご利用者が不安になりパニックを起こすと判断し、
すぐに「電車を降ります。」と声かけ。
駅を出て、止まっていた東小金井駅方面のバスに乗り込もうとしました。

この時すでにご利用者は
「何やってんだこのおっさんは!
いつもと違うじゃないか!こっちじゃないよ!」
という感じでバス乗車をためらうのですが
「〇×(通所先の名称)に行きますよ!」と声かけして
何とか乗車していただきました。
ご利用者は不安な様子で険しい表情です。

バス乗り継ぎで武蔵小金井方面に行くことにしたのですが、
イレギュラーなルートなので乗り継ぎタイミングがいまいちわからず
支援者もプレッシャーを感じています。
「パニックを誘発する条件がそろった!」という場面です。
支援者は緊張マックスです。

東小金井駅で降りてふと見ると、そこにファミリーマートがありました。
「これだ!」支援者にアイディアが浮かびます。
ハイチュウです。

早速ご利用者をファミリーマートにお誘いして店内へ。
見る見るうちにご利用者はニコニコ顔に。
ご自分で好きな紅茶とハイチュウを選択。
購入してからゆっくりバス停に向かいます。

バス停で紅茶を飲みハイチュウを食べ始めたところでバスが来たので
乗車し車内でゆっくりとハイチュウを堪能されました。

実はこの朝、宿直担当の職員と雑談で
ご利用者さんを通所先に送るときの話をしていていました。
そのときに「ハイチュウがお好きでたまにコンビニで買ってます。」
という情報があったのです。

ハイチュウを食べてバスを降り、落ち着いて通所先に移動することができました。
この「ハイチュウ情報」によりご利用者も支援者も救われたようなものです。

ケアこげらの行動援護サービスでは、
昨年度より毎回の支援の情報をサービス提供責任者と担当支援者全員が
スマホで即時共有できるシステムを導入しました。

サービス実施時の情報を共有することにより
ご利用者が安心して活動できる環境を作ることができ、
結果として支援者にも負荷の少ないサービスが提供できるようになります。

これからもたくさんの「ハイチュウ情報」を共有していきたいと思います。
(tatsuya)


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