あなたの見つめる先を【スタッフ・ガイヘル日記】
2025-05-19
昨年一月に子どもが生まれました。
今、家では1歳4か月の成長を見守っているところです。
自分で靴を出してきて玄関に座ってみたり、
物陰でお菓子を大量に出してみたり、
父親の電話の真似をしてみたり、
できることはたくさん増えてきましたが、
「まんま」「ぱ、ぱ」「いえいえ」のような喃語を除いて、
まだ明確な発語はありません。
一体何が気に入らないのか、
ずっとぐずぐずと泣いていることもあります。
子どもの成長は寂しいですが、こんなときは喋ってくれたらいいのに…
と思うこともあります。
この人が何を求めているのか分からなくなったとき、
ぼくはその目線を辿ることにしています。
そうすると、思いもよらない「理由」が見つかることもあります。
そうか、いつものスプーンじゃなくて、大人の箸で食べたいのか。
その、よくわからない謎の棒を拾ってほしいのね。
あのお店の上でぴかぴか光るネオンが見たいんだ!
「子どもの目線で」というフレーズはありふれていますが、
もっと素朴に、あなたが何をみているのか、
その先を一緒に見つめることが大事なのかと思います。
(climber)