本日ご紹介したいのは、ある男性の利用者。

その日の行き先はこどもの国。
彼は何度も行ったことがあるようで、ルートにも詳しく、
電車の乗り換えまでヘルパーの私に教えてくださる。

こどもの国に到着、チケットを購入して入園。

お昼の時間になったので、ベンチでお昼を召し上がる。
私より、彼の方が先に食べ終わったが、
声かけをしてないにも関わらず待ってくださる。

食後、いざ散策へ。
この日は大道芸人がパフォーマンスをしていたので、
2人で見てみることに。

彼はヘルパーの反応を見ながら、同じ反応をする。
ヘルパーの真似？だろうか。
10分程度見て、散策を再開。
歩くスピードもヘルパーを合わせてくださる。

牛がいる牧場に到着。
乳搾り体験のコーナーがあり長蛇の行列ができている。
本日の参加は難しそうなので、今回は体験ではなく見学することに。

見学のあとは散歩へ。
土曜日のため、どこのコーナーも人があふれている。
時々聞こえてくる子どもの声に、私が「楽しそうですね」と呟くと、
ご本人も「楽しそうですね」と言いながらニコッと笑顔を見せる。

帰る時間が近づいてくる。
「そろそろ帰る時間だから、帰りましょうか？」
と声かけすると、ヘルパーについてくださる。

最寄り駅に戻ると、お母様がすでに待っており迎えてくださった。
彼にとっても私にとっても、とても楽しい1日だった。
(fang)