トンネルオートサロン【スタッフ・ガイヘル日記】

2020-10-12

前回、前々回くらいから行き先に困り続けています。
もちろん、ガイドの行き先です。

ガイドの利用を始めて間もないご利用者がいます。
僕は初めての方の支援をするとき、
それ以前の行き先を入念にリサーチするのですが、
その方にはまだ行き先の蓄積がありません。
・・・困っています。

そのご利用者は発語がほとんどなく、
なかなか希望の行き先が引き出せずにいました。
でも車や電車などの乗り物が大好きなのは分かっています。
歩道を歩いていると、バスが通る度に喜ぶのです。

この前は多摩動物公園駅に行きました。
京王レールランドがお目当てですが、
もし興味がなくても動物園に行けばよいと思ったのです。
道中バス、中央線、モノレールに乗るので、
ご利用者はそれだけで楽しんでいらっしゃいました。

やっと現地に着きました。
しかし彼は全く興味を示しません・・・
止まっている乗り物ではだめだったのです。
モノレールの下を走っている乗用車に興味津々でした。

作戦変更です。
そんなに車が見たいというのなら、
モノレール下の車道沿いを延々と歩いていこう。

一駅分も歩けば十分だろうと歩道を歩いていくと、
素直について来てくれました。
熱中症にならないよう、日陰を選んで歩いて行きます。

しばらく歩くと多摩丘陵トンネルがありました。
出口の見えない、長いトンネルです。
怖がって引き返してしまうかなと思いましたが、
想像に反して抵抗なく入っていきました。


すると、走っている車の様子が様変わりしました。


反響するエンジン音、
オレンジ色の灯りを浴びて輝く車体、
間隔を空けて走ってくる車列。

まるでモーターショーのようです。
車好きのご利用者は、見たこともないほどの大興奮でした。

排気ガスの立ち込めるトンネルなど、
通常ガイドの行き先に上がることはありません。
トンネルの中はひんやりしていて、
真夏の炎天下を歩いてきた僕たちには、
丁度良い日陰でもありました。

こんな場所があったとは・・・という驚き。
なによりご利用者が喜んでくださるのが嬉しい。

今回はたまたま発見できましたが、
意外なガイド先はまだまだ隠されているのだなと、
そう思えた一日でした。

ちなみに、その日は結局一駅どころか
本人の希望でモノレールの終点まで歩きました。
大変疲れたので、僕はもう行く事はないでしょう・・・多分。

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