芳香の記憶【スタッフ・ガイヘル日記】

2021-11-22

つばめグリルという洋食店をご存知でしょうか。
1930年創業の首都圏に15店舗を構える(別業態除く)老舗です。
私は九州の出なので、大学進学で上京してから知りました。

初めて行ったのは大学のテニスサークル練習のアフターで、
テニスコートが多くあった二子玉川、その駅近くの店舗でした。

先輩たちに連れられて、同じく地方出身の同級生たちと緊張しながら入店。
「東京には、こがん洒落たとこのあるとね・・・」
ハンバーグがホイルの包み焼きになっていて、九州には絶対にないものです。
東京での学生生活に胸を躍らせていた懐かしい日々です。

あれから28年。
東京のみならず世界中が新型コロナに脅かされた日々が続き、
4度の緊急事態宣言を経て、ようやく感染者数が2桁1桁になってきたある日。
感染症対策で近所の散歩ばかりしていたご利用者と久々の遠出。
川沿いの河原や土手を散歩するのが好きとのことで懐かしの二子玉川へ。

久し振りの遠出なので美味しいものを食べてもらいたい。
かつての青春の味、つばめグリルをご利用者に薦めました。

しかし四半世紀の時は二子玉川を大きく変えてしまいます。
大きな百貨店やショッピングセンターが立ち並び、高層マンションが林立。
こじんまりした場所にあった店は大型商業施設の一隅に取り込まれていて、
しばらく迷った末にようやくたどり着きました。

名物のホイル包み焼きハンバーグはもちろん健在。
いつもより少し奮発して二人でそれを注文します。
ナイフとフォークでアルミホイルを切り開くと、すぐに湯気と芳香が立ち昇る。

あぁ食欲に支配され、動き出した衝動は止まらない。
あとは一心不乱に食べるだけ。

わりと食べこぼしの多いタイプのご利用者だったのですが、
ものすごく綺麗に食べていました。

食後に河川敷に行ってみると、
多少整備はされているものの昔と変わらず、
そこには悠々と川が流れている。

僕たちは少し勢いを増した風に吹かれ、
ハンバーグの味をかみしめながら、
キラキラ光る川面を眺めて、時間の許す限り逍遥を続けた。
(hal)


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